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空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎の地球へのレビュー・感想・評価

3.8
楊貴妃(美しき王妃)の死の謎に迫るミステリー映画

楊貴妃の死から30年、空海と唐の詩人が楊貴妃の死の謎解きに臨む。
唐の現皇帝が不可解な死を遂げる、そして皇帝の親衛隊長(禁吾衛)も不可解な死を遂げる。
二人の死にはどちらも黒猫(化け猫?)が絡んでいる。しかし、この二人の死の真相に迫ると楊貴妃の謎の死が絡んでくる。
そして「楊貴妃」の死の真相に迫る謎解きが始まる。

30年の時を経て、楊貴妃の死に至る物語(過去)と、空海と詩人の謎解き(現在)が並行して進んでいく。まるで名探偵コナンのように謎解きが始まります。
ただし、化け猫や幻術が出てきて、夢枕獏ワールド(オカルト)が全開となります。

ここからは少々、ネタバレを含みます。
映画と原作小説の題名からもおおよそ想像できますが・・・


空海が密教を学ぶ(宗教)映画ではなく、ズバリ大掛かりな「化け猫」映画でした。そして、空海と詩人の他にもう一人重要な登場人物が現れます(影の主役でしょうか?)、要注意です。

楊貴妃がメチャクチャ美しい。
そして豪華絢爛な唐王朝の宴が再現されます。美しい映像を堪能できます。

少しの歴史スペクタクル要素と、サスペンス(謎解き)要素、そしてたっぷりのオカルト要素が同時に楽しめる映画でした。


原作未読、日本語吹き替え版で鑑賞。
字幕上映がなかった・・・
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