その昔チャン・イーモウのLOVERSを観た時に、これこそ映画館で観るべき映画だ!と思った。
そのとてつもない映像美に、映画館で観るために作られた作品だと痛感し、この「空海」もその類だと勘違いしていた。
中国の巨大セットで撮影中とニュースなどで見ていたので期待は募っていたが、正直ハリボテ感否めず。
それと、空海は、おそめやんは、ぜんっぜん身体動かしませんからね、アクション映画ではないので、空海がコナン的な役回りで隣のお国事情に首突っ込むだけなので。
となると、やっぱり襲ってくるのが眠気。
登場人物が多すぎる&複雑で、しかも途中から30年前の出来事も挟まってくるから情報処理能力が追いつかず挫折。
楊貴妃を愛した男が人間の姿を捨ててまで復讐に燃えた、というところで、劇場内では涙ぐむ人多数。
ストーリー展開がザックリザックリなので、もう少し丁寧にやってくれてもいいんじゃないか?余韻、残してくれてもいいんじゃないか?