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裏切りの街のJのレビュー・感想・評価

裏切りの街(2016年製作の映画)
3.7
なんとなーく、わかります。

なんとなく生きることができる、世の中だからね。
なんとなく生きていることが悪く見えるのだろうけど、
なんとなく生きていることはごく普通のことかもしれない。
なんとなく生きていない人は、その反対側にいて、
なんとなく生きたくないからエネルギッシュで、はっきりとしていて、
なんとなく生きていることを批判したくもなるけれど、
なんとなく生きるということも、なんでもできるということなんだよね。
なんとなく恋愛、なんとなくセックス、なんとなく付き合い、なんとなく仕事、なんとなく生活、なんとなくお金使って、なんとなく夢見たり、なんとなく諦めてみたり、なんとなく話したり、なんとなくぼーっとしたり、なんとなく手繋いでみたり、なんとなく愛を語ってみたり、なんとなく悲しんで見たり、なんとなく怒ってみたり、なんとなく面倒くさがったり、なんとなくなんとなく、、

なんとなく世界が完成していて、なんとなく生きれるって、
社会の望んだ夢の結果かもしれないね。

人生に生きる目的や、意味や、答えを求めることを、
とかく宗教や哲学が説くけれど、このなんとなく生きるということは、

はたしてどうなんだろうね。
もしかしたら、これも幸福の結果のような気もするけれど、、
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