きき

ディザスター・アーティストのききのレビュー・感想・評価

3.3
カルト的人気を誇る名駄作『ザ・ルーム』(2003)を監督、制作、主演を務めたトミー・ウィゾーの製作時のストーリーを映画化。
ジェームズ・フランコが主演と監督も務めた、弟デイヴと共演の実話ベースもの。

俳優養成所で訓練を受けていたグレッグ(デイヴ・フランコ)は、そこでトミー・ウィゾー(ジェームズ・フランコ)という風変わりな男と出会う。
意気投合した二人は、共に過ごす時間が増え、トミーの誘いで一緒に住むようになる。
しかし、トミーは決して過去について話すことはおろか、大金の出処も何も教えてはくれなかった。
そして二人は共に映画を作り始めるが、トミーの型破りなそれについていくのは誰もが難しく…

というお話。

実話ベース、ジェームズ・フランコが高評価、ゴールデングローブ賞で主演男優賞を受賞、くらいの知識で鑑賞。
今知ったけど、これもA24配給なんだね!

とにかくジェームズの演技が凄いし、何気にキャストも豪華だった…!
トミー・ウィゾーに関しても、『ザ・ルーム』に関しても、何も知らなかったのだけど、めちゃくちゃぶっ飛んでて、破天荒で読めなくてクドくて、全く何一つ一ミリも理解出来ない人だった。

だけど、恐らく、多分、きっと、本人は至極真面目…なんだよね…?
それすらも分からなくて、同じユニバースに存在しない人なんだ、と思う。笑

見事にそれを演じきったジェームズ・フランコが凄かった…!
そして、グレッグを演じた弟のデイヴ、やっぱり、かっこいいし可愛いわ〜♡
彼は普通の青年の役なので、なるべくトミーに寄り添おうと努力はするけど、結局彼のことを理解出来なくて苦労するの。
それが観てる側と同じ視点を共有する部分も多くて、全員がトミーみたいじゃなくて良かったって安心出来る。笑

本人もカメオで出てくるよー!
他にもなかなか豪華なキャスト!!

色々あるジェームズ・フランコだけど…やっぱり結構好きだなぁ、サイコパスっぽいなって思う時あるけど…

"Oh, hi Mark."
は最早名シーンで名言…迷言だわ…あれは語り継がれると思う( ˙꒳​˙)
わたしみたいに知識が無い人でも十分楽しめる映画!

記録 : 2020年132本目。
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