このレビューはネタバレを含みます
感動SF風のビジュアルからは全く正反対のパニックSF ホラーだった。
その印象通り、希望的な方向に振っておいて絶望に叩込む、とことん逆打ちする作品でしたね。
未知なる生命の誕生と成功を喜ばせておいて、殺戮アメーバとして船内を引っ掻き回す。
無重力という動き辛い不利な状況と、宇宙空間という只でさえ見ていて酸素が薄く感じる中、窒息系の息苦しくなるような殺され方のオンパレード。
そして何と言っても自ら犠牲となる決断により突破口を見出だすも、地球に帰還したのがジェイクの方だったのは最高でしたね。
それまでの展開でも良スコアだなと思ってた所に、このオチで0.5点プラスされましたよ。
地球にアメーバを連れて来てしまった事もそうですが、意味なく宇宙の彼方にすっ飛んでった彼女が不憫で仕方ない。。
この裏切りの連続の果てに絶望感たっぷりのバッドエンド。
うん、やっぱ映画はこうでなくちゃ!w