Garu

ライフのGaruのレビュー・感想・評価

ライフ(2017年製作の映画)
3.8
大作でもないがB級映画でもない風

「ゼロ・グラビティ」などの本格派宇宙シリーズが近年なかったらリアルテイストも高く評価されそうなほどの宇宙クオリティ。
その反面ラストも含め90年代のようなB級映画のような雰囲気もある。中間的なイメージ。

そうそうたるメンバーに真田広之さんがいるとなんかうれしい。がんばれ!と応援してしまうのが不思議。

序盤の宇宙感をメインに描くのは観ていて面白く、不思議で怖い宇宙に魅了される。
後半は一転して予断を許さない展開が続く。どちらも物凄いわけではないが、緩急が上手く楽しめる。

ただどっちかの要素が嫌い、またはどっちも中途半端に感じてしまい楽しめないとダメかもしれない。

ネタバレ要素がある今作。ラストの展開は誰もがなんとなく予想は出来るが「まさかね…」の感じだと思う。

無駄に登場人物を増やさないで、密室劇の要素も含み、緩急をつけて楽しめる100分くらいの映画と言う点が素晴らしい。
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