ゆず

ライフのゆずのネタバレレビュー・内容・結末

ライフ(2017年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

逆にスカッとするSFモンスターパニック。
火星探査機が国際宇宙ステーションへと持ち帰った未知の生命体が、宇宙飛行士たちを相手に大暴れ、という内容。
最初は小さな細胞の塊に過ぎなかった生命体が、人間に牙を剥き、もの凄い速さで進化しながらどんどん手がつけられなくなっていく。

隙のない適応力をみせるモンスターに対して、人間側の対応はお粗末なもの。(まあそうじゃないと最後まで話がもたないけど)
うっかりミスならまだ救われるけど、中には「こっそり」やらかしてしまう案件もあり、いろんな意味で「うわああああああ」だった。「みんな、すまない」じゃねえだろてめえええええ(笑)

モンスターはその知性と冷酷さを人間を殺すことに全部つぎ込むわけだが、そもそも研究室で先に攻撃したのは人間だったことは、劇中では言及されないが憶えておきたい。
「ショックへの反応をみる」として与えた電気ショックを、相手が敵意として受け取ったなら、生き残るために殺意剥き出しで向かってくるのは当然だとも思う。
ただ、そういう示唆は劇中では一切なかった。つまり、難しいことは気にせず楽しめる良い映画だ。

タイトルがざっくりしすぎだが、ラストも含めて良い印象のSFホラーだ。



7/19 ライフ 字幕 @チネ・ラヴィータ
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