ベルサイユ製麺

ライフのベルサイユ製麺のレビュー・感想・評価

ライフ(2017年製作の映画)
3.5
“文化圏遠くラジオ『ライフ』。今回のテーマは「育てていいの?〜未知の生命に出会った時」。”…何言ってんのか分かんないですよね。すいません…。

ふわぁ〜い。た〜のしいよー!
『ライフ』というタイトルの映画の中で多分一番バカバカしいです!

火星だったか何処かで拾った微生物を嬉しくて宇宙船の中で愛でていたら、なんかあかんやつだった…のだ!

すごくシンプルな、まるでPCのアダルトゲームくらいのストーリーですよ。(想像です!)『メッセージ』と同じジャンルの映画とは思えません!
その割にキャストが凄く豪華です。ジェイク・ギレンホール!ライアン・レイノルズ!レベッカ・ファーガソン!ヒロユキ・サナダ!…顔つきからするとジェイク・ギレンホールが犯人だと思ったのですが、そういう映画ではなかったですね。犯人は宇宙生物です。宇宙生物が、最初のうちこそ吉田戦車さんの描く“なんかヘロヘロした奴”って感じなのですが、育つに連れて『アビス』の水棲人がヤサぐれちゃったみたいな凶悪な姿になっちゃいます。そして巻き起こる惨劇は…、まあこのジャンルではよくある感じです。そりゃそうだ。
宇宙船自体が割と小さいので、1人また1人と違うパターンで犠牲になっていく流れはソリッドシチュエーションホラー的でもありましたね。
ラストの展開の、意地の悪い突き放し方が最高です!なんとなく『人喰いアメーバの恐怖』とかクラシカルなホラーも連想しましたね。是非、続編を作ってもらいたいところ。
それにしても、こういう映画は気楽に見られて良いですねー。特に学ぶ事も無かったです!…強いて言えば、宇宙に行ってもダクトテープはやはり頼れるという事ぐらいです。アメリカ人のダクトテープ信仰は凄い!ダクトテープがあればタイタニック号は沈まなかっただろうし、アイアンマンスーツもキャプテン・アメリカのシールドもダクトテープで作れば良いのです。あと、ハーヴェイ・ワインスタインを後ろ手にグルグル巻きにして、ハリウッドサインから投げ落としたりも出来ますぞ!
ダクト・テープ教団万歳!D・T‼︎ D・T‼︎ D・T‼︎ D・T‼︎…