数々の名作のエッセンスを備えたエンタテインメント性と、全編から漂うそこはかとない「毒っ気」が高次元で融合した良作。
「カルビンには悪意はない。ただ生きてるだけ。攻撃的なのは、我々が攻撃的だからだ…」
地球外生命体にしろ、動物にしろ、人間は人間以外の生物に対して(意識的にしろ無意識的にしろ)無知で傲慢である。
小さなエゴから芽生えた小さなミスが、いろんな不注意や不運も重なり、必ず望まない方向へと進み、やがて取り返しがつかないレベルまで大きくなる。
ラストシーンとエンディングに流れる曲はノーマン・グリーンバウムの「Spirit In The Sky」…。この歌の歌詞を知っていれば、この映画の『素晴らしい後味の悪さ』を完璧に楽しめるハズ。
個人的に、こーいう映画は大好物!