アメリカンスニャイパー

ライフのアメリカンスニャイパーのレビュー・感想・評価

ライフ(2017年製作の映画)
3.8
好奇心は人を殺す。惑星間外来種問題を早くも描く超飛び級映画!

僕なんかは懐かしの『ガンマー第3号/宇宙大作戦』を思い出しますが、大気圏にぶつけても死ななさそうなエイリアン:カルヴィンが登場。

オープニングからわかるように『ゼロ・グラビティ』の影響を少なからず受けていて、ワンカット船外ミッションから始まります。登場人物が増えたことで宇宙で起こりうるであろう様々な事故の多くを描いたところも面白い。加えて宇宙服の中で窒息とか口から異物混入で死ぬとか宇宙空間じゃなくても遭遇したくない事故があるので超苦しい。そして“尊い犠牲になんの意味もない”という救いようのないメッセージも良いですね♪

地球外生命体:カルヴィンは最近の映画にしては結構地味なデザイン。イカ型宇宙人というのは“存在する可能性がある”と現代の学者も言ってるし、人間の後の地球の支配者はイカやタコになるというのも読んだことがある。だからカルヴィンの容姿は最も理にかなっている形状といえる。地球と同じ炭素性生物で核をもった細胞もあるらしいので、もしかしたら地球と火星とで生き別れした太古の生物なのかもしれない。蘇生されたカルヴィンからしてみれば「はぁ助かって良かった...」だと思うんだけど。

宇宙に飛ばされたレベッカの「誰か助けてぇ!」に興奮したのは僕だけですか?彼女の絶望を想像するとビクンッ!てなる...