いいとか悪いとかではなく、20世紀のユーゴスラビア諸国の現代史をどれだけ理解しているかが問われる。冒頭から、ユーゴ紛争に関する固有名詞が機関銃のように飛び出してくるので…。
ただ、20世紀の始まり…
出だしどんな映画か掴みづらくて、ああ誰かがグランド・ホテル形式って言ってたなと思い出して、ようやく落ち着いた。
しかしサラエヴォ事件から先の歴史認識がしっかりないと、ぐっとくるポイントを逸する作品だ…
ワンシチュエーション群像劇としての、エピソードの繋げ方は面白い。
ただサラエボ事件にそんなに思い入れがあるわけではないから序盤は退屈、、、
「サラエヴォの銃声」は去年のベルリン国際映画祭では見れな…
フランツ・フェルディナンド大公夫妻暗殺事件、通称サラエヴォ事件の100周年記念式典。経営難のホテル・ヨーロッパを舞台に式典での演説を練習するVIP客、ストライキを企てる従業員、屋上ではジャーナリスト…
>>続きを読むWW1が始まるきっかけになったサラエボ事件を基に100年後のホテルで起こる群像劇。
何か一つでも違っていれば違う結末になっていたんだろうというラストのは畳み掛けはうまかった。
サラエボ事件は詳しけれ…
この国の時代背景や国民性がさっぱりわからないので、全くと言っていい程、ついていけなかった・・・。
邦題通りの内容やなというのと、背後を追うように捉えるカメラが不気味だったなと感じただけで・・・。
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1914年のオーストリア=ハンガリー帝国皇太子暗殺事件と現代のサラエヴォを結ぶことで、過去の歴史の反省から生まれたEUの理念が崩れ行く欧州の現実を描く。
映画全体として、サラエヴォ事件の経緯やサ…
未だ民族紛争の絶えぬ地で、サラエボ事件を下層に敷きつつホテルの裏側を描いた群像劇。そのラストは、もはや100年前とは違い、誰が悪者なのかすら見えない現代社会の闇を暗喩するかの様で見事な社会派ドラマ…
>>続きを読む歴史的背景をチラつかせた作品ではあるが、描いているのは日常のフィクション群像劇。故に事前知識を入れたとこで、なかなか馴染めない作品であった。
名誉ある賞を獲得した程の作品だから、旧ユーゴ方たちはもち…
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