ピッピ

わたしたちのピッピのネタバレレビュー・内容・結末

わたしたち(2016年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

とても好みの映画でした。

小道具の使い方が秀逸でため息漏れた。
花のエキスで染めた爪が2人の友情の証で、だんだん爪が伸びてきてその赤い部分が小さくなっていく。上から水色のマニキュア塗る。マニキュアがはげて赤いの見える。
最後、赤いのがなくなったと思ったら一つの爪にほんのちょっとだけ残ってた。
2人の関係の変化を見事に表しててすごいなーと感動した。
お揃いのブレスレットは付けれなかったけど、爪の赤い印は残ってた。良かったねぇ…

主人公も友人を傷つけてしまったり、いじめっ子にすり寄ろうとしてしまったり、リアルだなぁと思いました。

友人のお母さんがイギリスで働いてるんじゃなかったって分かるシーン、心が痛い。子供らしい嘘だけどとても気持ちが分かる。

ドッジボールのチーム分けとか、主人公がやたらと先生に愛想笑いしてるとことか、前半にあった出来事が後半と繋がってて無駄なシーンがない映画だったと思います。

この監督の次回作も楽しみです!
ピッピ

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