ゴリラ

わたしたちのゴリラのレビュー・感想・評価

わたしたち(2016年製作の映画)
4.0
書きたいことムチャクチャ色々あるのに、全然うまくまとまんないヤツだわ(笑)

とりあえず冒頭数分の長めのワンカット…

僅かな期待が不安に、そして落胆に…
微細な表情の変化なのに、ハッキリ伝わってくる少女の感情とクラスでの立ち位置

韓国の子役演技力、エグっ!
いやいや、上手すぎだろ…
少女たちもそうだけど、
弟くんとかどういうこと??


イ・チャンドン監督に見出だされたとう新人女流監督ユン・ガウン
分かる~~!
明確なテーマに対して真摯に向き合う感じがいかにもイ・チャンドンっぽいわぁ~
そして、繊細な表現と独特な切り口も女性ならではだと感じた

女子あるあるではあるのだろうけど、男の俺でも確かに感じたことのあるこの感じ…
記憶の奥にある小学校時代の感覚を針で刺すようにチクチクとエグっくる

未成熟故に自分が受ける抑圧や苦しさをうまく処理出来ずに他人を傷付けてしまうんだろうなぁ
弟くんが言うように男は拳で処理してある程度解決できるんだろうけど、女子同士だと言葉や状況による暴力だったりしてより遺恨が残り易い…
しかも受けた苦しさを同じ位傷付ける暴力性を備わっていて本能的にやってしまっているようにも感じる


大人の視点、子供の視点、大人の事情、子供の事情、マニキュア、色鉛筆、手作りの腕輪、キュウリ海苔巻き…


ラストの二人の視線…
根本的に何かを解決できたわけではいし、この先どうなるかはわからないが、僅かな予感だけを残すラストショットが素晴らしい

もう少し時間が経って再鑑賞した時にはちゃんと言語化できるのかな…
ゴリラ

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