わたしたちの作品情報・感想・評価 - 5ページ目

「わたしたち」に投稿された感想・評価

いつもひとりぼっちで孤独な小学4年生の主人公ソン。ある日転校してきたジアと出会い、夏休みを機に仲良くなる。しかし新学期が始まるとジアの態度が一変。2人の関係の複雑な揺れ動きを描いたドラマ。

学校におけるいじめや格差による差別。韓国だけではなく日本でも通じるようなテーマ。冒頭から陰湿ないじめを受ける主人公ソンの姿に胸が押し潰されそうになります。深まる友情から突然の裏切り、戸惑いに葛藤など、ソンが経験する様々な感情が1時間半の中で描かれていました。

これがなかなかリアル。小学生同士のやり取りではあるものの、大人の社会においても繋がる出来事でもあります。ちょっとした一言から派生して大事になったり、信頼を失ったり、傷つけ傷つけられての応酬にもなったり。現実を大きく突き付けられる内容でした。

キャストは誰もが素晴らしかったですが、やはりソンとジアを演じた主演のお2人は本当にお見事!本作がデビュー作とは思えないほど自然で心に響く演技を見せてくれたと思います。

劇中ソンのアップのシーンが多くを占めていて、その分彼女の気持ちが読み取れやすくなっています。ソンの心情をクローズアップした演出の巧さに唸らされましたね。監督のユン・ガウン自身の体験が基になっていますが、その巧みな引き出し方は新人監督とは思えません。

素敵な作品でありながら、辛さや切なさが込み上げてくる作品でもあります。特に小学生くらいのお子さんがいる方なら尚更響くものがあるでしょう。気軽に見るにはちょっと向いていませんが秀作です。
eri

eriの感想・評価

4.2
エピソードがいちいちリアルで心抉られる…小学生の時のゴチャゴチャした感じを嫌になるくらい思い出す。
主役の女の子の演技力が特に凄くて、目で全てを語るとはまさにこのこと。これを描いた監督の手腕も素晴らしい。
y

yの感想・評価

4.5
"叩かれて叩き返したらいつ遊ぶの?"
心痛くなるけど強くなる。
ぽむ

ぽむの感想・評価

4.6
見ていて嫌な気持ち、辛いと思う描写があり。

子供達の演技は素晴らしい。
特にソンの演技。表情、目線、しぐさ。気持ちが伝わってくる。

「タイトル」のわたしたち。は、
色々な意味のわたしたち。
同じ境遇のわたしたち。

弟の言葉良かった。
その言葉でソンは何かを感じることが出来たのでは。

友だちになれる、何度でも。
yyykkk

yyykkkの感想・評価

3.8
いじめとかヒエラルキー、家庭環境を題材にした内容なんだけど、子役の演技がリアル過ぎてちょっとびっくりした。

明るい内容では無いので、モヤモヤするシーンは何度かあるけど、どれもが現実的だった。

最後の締め方さえもリアル。
ひゃら

ひゃらの感想・評価

4.2
キムボラ監督がはちどり制作のときに影響を受けたときいて観たけど納得
これは映画館で観たかった😭

小学生女子のこの感じ、万国共通なのか…
家と学校の往復が全てだった世界での澄んだ気持ちの描き方
弟の最後の方の台詞すごく良かったし弟役の子めちゃくちゃ演技うまいな
ピッピ

ピッピの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

とても好みの映画でした。

小道具の使い方が秀逸でため息漏れた。
花のエキスで染めた爪が2人の友情の証で、だんだん爪が伸びてきてその赤い部分が小さくなっていく。上から水色のマニキュア塗る。マニキュアがはげて赤いの見える。
最後、赤いのがなくなったと思ったら一つの爪にほんのちょっとだけ残ってた。
2人の関係の変化を見事に表しててすごいなーと感動した。
お揃いのブレスレットは付けれなかったけど、爪の赤い印は残ってた。良かったねぇ…

主人公も友人を傷つけてしまったり、いじめっ子にすり寄ろうとしてしまったり、リアルだなぁと思いました。

友人のお母さんがイギリスで働いてるんじゃなかったって分かるシーン、心が痛い。子供らしい嘘だけどとても気持ちが分かる。

ドッジボールのチーム分けとか、主人公がやたらと先生に愛想笑いしてるとことか、前半にあった出来事が後半と繋がってて無駄なシーンがない映画だったと思います。

この監督の次回作も楽しみです!
mArikO

mArikOの感想・評価

4.0
子役の子、演技上手いなあ、、、

壮絶なイジメではないけど、静かに胸に突き刺さりトラウマになるタイプのイジメが描かれている。

表情だけで子どもたちの心理が分かるし、映像もみずみずしい。
果糖

果糖の感想・評価

5.0
小学生特有の複雑な人間関係がすごくリアルだった 設定を4年生というちょっと中途半端な学年にしてるところも良い いじめは良くないけど、ジアとボラがソンにやってしまったことも彼女らなりの理由があるんだよな………
お母さんがパラサイトに出てた女優さんでびっくりした いい味出してたな
Komeda

Komedaの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

ユンガウン監督の長編作。
繊細で徹底したリアリズム
劇的な、構成的な面白さへの欲望に左右されたくないという意識がひしひしと伝わってくる。
これはキムボラ監督も同じだった。
エドワードヤンの面影も共通する点だ。

イザコザ、いじめに常に巻き込まれるソンにとって大きな契機になったのが弟の人間関係の哲学なんて。でも、これもまた一つの答えだった