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ぼくらの亡命のレスターのレビュー・感想・評価

ぼくらの亡命(2017年製作の映画)
1.0
亡命というより、亡命ごっこで世間は甘くないよと打ちのめされた人を撮ってる印象だった。
メインの2人は自分勝手な寄生してる人に見えて、ただただイライラしてた。
この人達は何をやっているんだろう。

北方領土と亡命ごっこを対比してるメッセージだと思うのだけど、内容はポテンシャルが高いと思うのだけど、メッセージ性がイマイチに感じて落差を感じた。
尺も長いと思う。

ただ須森さんのサイコパスっぷりはマジで気持ち悪い(褒め言葉)。
ストーキング能力も高い(気づけよ!とも思うが)。
樹冬も、閉めた扉の側に立っている所はストーキングのファインプレー。
個人的には前半のその辺りが最大風速だった。

ご飯を食べさせて貰ったり、お金も貰ってるのに、一言も「ありがとう」と言わない。
ここが余計にイライラしたんだ。

これに何か意図があるとすれば、後半に出てくるあの男が「日本」で、主役二人は勝手に土地に線を引いて「俺の土地」と主張する北方領土のロシアを比喩しているのだろうか。

なんにせよ、ポテンシャルは感じたのに、やや残念な映画でした。