ゆめ

THE NET 網に囚われた男のゆめのレビュー・感想・評価

THE NET 網に囚われた男(2016年製作の映画)
3.6
ドキュメンタリー風にわざとチープな映像にしているのか、予算がなかったのか、多分両方。映像のため、記録テープを見ているような錯覚を覚える。
主人公を守ろうとしてくれる善き若者がいてくれることが唯一の救い。ひたすら無慈悲に翻弄される主人公。何が正義か、何が悪かは視点による。公権力に振り回される個人という図ははいつの時代も変わらない。朝鮮戦争は未だにそこにある。きっと、南北の境界線が無くなる日が来たとしても。
ラストの蛇足感が気になった。銃声が川面に鳴り響く、あのシーンがラストで良かった。あそこでエンディングに入ってくれてたらプラス0.2。ラストシーン大事
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