たなかじろうまる

魔法少女リリカルなのは Reflectionのたなかじろうまるのレビュー・感想・評価

5.0
今度は絶対助けます。

今年度、後篇に当たる「Detonation」の公開を控え、個人的に大変待ち遠しいわけですが、円盤が発売されたということで何度目かの再視聴。
もう何度見ても素晴らしい、それ以外の言葉が見当たらない。

「魔法少女リリカルなのは」という作品は至ってシンプルな作りで、「家族愛」「友情」が美しいというのをドストレートに伝えてくる作品であり、今作も勿論そうだ。
1作目である「1st」は、家族愛を提示しつつも、それよりもなのはとフェイトの友情にスポットを当てて物語を仕上げてきた。
そして2作目である「2nd A's」は、勿論ながら友情にも力を入れつつ、前作よりも強く家族愛を前面に押し出してきた。
一見同じように見えるが、区別されているのは明らかなわけで、今作もそれには成功していた。
今作は、家族愛は家族愛でも、前作の「親と子」ではなく、「姉妹」にスポットを当てている。それも、姉妹間の嫉妬から生じる摩擦などであるため、今までにないスタンスを取っているのもまた面白い。勿論、フェイトの件は今まで以上に進化した「親と子」であるが、やはり今回は「姉妹」の方が多くの人の印象に残るだろう。

アミティアとキリエ、姉妹で主張は大きく異なるわけなのだが、双方ともに意見としては間違っていない。だからこそ、姉妹は大変難しい問題を抱えて、葛藤せざるを得ないのだ。
王道的ストーリーでありながら、そこを上手いように明示させているのは流石なのは、と言わざるを得ない。

戦闘シーンが前作よりも圧倒的に増えた。重機を改造したロボットや、遊園地の施設を上回る体躯を持つ機動装甲など、圧巻で、機械感の溢れた新感覚の戦闘シーンも見物だが、そんな新感覚ばかりの中にも今まで決して欠かすことのなかった”なのは”固有のスタイルを失わずにいるのが本当によくわかる。
何度見ても感動が揺るがない作品であるし、見れば見るほど様々な視点が拡がっていき、その都度落涙を禁じえない後世に残すべき作品だ。

言いたいことがごまんとあるが、どれほどの文章を書いても足りないくらいなので、この作品から産まれた言葉ではないが、非常に便利な言葉を拝借させてもらうとすると……なのははいいぞ、でしょうな。