「トロフィー・ハンティング」
アフリカで合法的に野生動物を殺戮する人間(白人)を描いたドキュメンタリー。
殺戮ではなく、「仕留める」と自慢気に語る人々。その仕留めた動物達の前で歓喜する人々。そんな自分らの行為が貧困に喘ぐ先進国アフリカで経済的に貢献していると豪語する人々。そんな一般的には非常識に感じられる白人富裕層が存在する事に驚かさされる。
普段我々が食べる為に動物を殺めるのではなく、「仕留める」事を楽しむだけに殺める。そんな不条理な現実を、人間としての倫理を問われる感じに陥る秀作ドキュメンタリー。キリンの解体シーンなどかなりグロテスクな描写も多々ありなので、その手のものが苦手な人は鑑賞注意です。