@ 東京国際映画祭
キアロスタミ監督が生きたのが76年と15日だったことにちなんだタイトルだそうで、側近のサマディアン氏が撮影した映像(貴重なオフショット)を繋ぎ合わせたドキュメンタリー作品。
改まったインタビューなどはなく、終始自然体の姿を見ることができた。
「beautiful (きれいだ)」という字幕が何度も出てきて、キアロスタミ監督の映像のこだわりは『ビューティフルかどうか』だったんだなぁ。
あと、他の監督仲間に「近くまで行ってお礼言えよ」とアドバイスしていたように、他人に対するちょっとした心遣い・気配りなんかが自身の作品にも投影されていて、だからいつも優しいというか素朴な愛情を画面から感じられるんじゃないかと思った。
