これはロケ地だけの理由じゃない、間違いなくダンテ・ラム印の暑っ苦しさ。
予測以上に面白かった！
麻薬組織を扱う映画ってよくありますけど、今作に登場するボスや手下たちが見た目からして濃ゆ～くてクレイジーな無法者集団。
子供を麻薬漬けにしてロシアンルーレットさせたり、果ては自爆テロの鉄砲玉にしたり、エゲツなさ加減はなかなかのもの。
これが実話かと思うと面白がるのも憚られますが、全編に漂うヘビーな空気は超好みでしたね。
それに立ち向かう特殊部隊チームとの渡り合いも見応えあって、街中だろうがショッピングモールだろうが、人や商店など巻き込みまくり。
シリアスさの後のアクションでの発散が、まんべんなく配分されていてその辺りも満足でありました。
主演のチャン・ハンユーですが、今までいくつか出演作は観てたようでしたが記憶としてあまり存在を認識してなかったなぁと。こんな渋カッコイイ俳優さんだったとは。。
相棒のエディ・ポンもそんな濃いメンツの中にあって、唯一の清涼剤なのかなと思いきや、身体的にも精神的にもボロボロに奮闘する役割でしたね。
あと、メンバーに警察犬がいるんですけど、この子がお利口さんで大活躍。
そんな動物萌えも味わえる、とにかく良キャラが多いのがポイントでしたね。
