糸くず

舟の上、だれかの妻、だれかの夫の糸くずのレビュー・感想・評価

2.8
第29回東京国際映画祭にて。

雷鳴、さざなみ、水の音。群れ集う魚ち、砂浜に打ち上げられたタコ。神秘的で美しい自然が、自然のままにそこに存在する映像詩。

エドウィン監督は、「海に対して根源的な恐怖を持っている」と語っていたが、それはなぜなのか映画を観てもさっぱりわからない。わたしが「海」にイメージする母性のようなものを、監督は全く持っていないことだけは確か。穏やかな時の流れに、危うく眠りに落ちるところだった(隣のおじさんは眠りに落ちていた)。
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