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ザ・マジックアワーのoden8のレビュー・感想・評価

ザ・マジックアワー(2008年製作の映画)
4.5
人生の最高の瞬間。それは、一度しかこない。のでしょうかね。
諦めなければ、努力し続ければ可能性はゼロじゃない。

"マジックアワーを逃した時の一番の方法知ってますか?簡単なことです。明日を待つんだよ。マジックアワーは必ずまたやってくる。"
by 村田のアイドル タカセマコト

三谷幸喜監督の作品は王道に見えて邪道。いんや、邪道に見えて王道??
こんな物語の設定を思いついても、普通は制作しないよね。だって、ストーリー自体は陳腐だし安っぽいコントの様な内容。それを極上の喜劇に仕上げるんだから。すんげぇ〜の一言。やし、映画の魅力でもある。

これだけのキャストを引っ張ってきて、圧巻の演技で魅せてくれる。役者様の魅力の引き出し方も匠の極み。でも、このキャスティングはやっぱり反則でしょ。
金だけ掛けても陳腐な作品が、ゴロゴロある中で。これだけ安定して、面白い作品を輩出し続けれるのは驚愕でしかない。エンタメの神に愛されてるよね。

やっぱり脚本が秀逸で、フリとオチが丁寧やから伝わってきやすいの。たまに、それがあざとく感じることもなきにしもあらずだけど。そこは、役者さんの持ってはるその方のキャラの魅力でカモフラージュしてはるよねん。

なんだろう。この人の作品て、底抜けに明るいのねん。でも、描いているストーリーの筋は結構な悲劇なのに…役者さんが演じる登場人物達は意外と根が明るいんよねん。キャラ設定も匠なんよね〜。だからか、不思議と元気をもらっちゃうよね〜。

あと、やっぱり浩いっちゃんの色気が堪らんのよね〜💕www
ギラギラしてる感じと甘さね。それと結構チャーミングな所。それでいて、役者としての貫禄も備わってはるもんなぁ。
この作品は、役者 佐藤浩市 の多彩な顔を魅せてくれる。この人の演技こそ、マジックアワーですなぁ。

Cast(役者·キャラ) 5
Story(物語) 3
Architecture(構成) 4.5
Picture(画) 4.5
Acoustic (音) 4.5
22-389
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