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なっちゃんはまだ新宿のJINのレビュー・感想・評価

なっちゃんはまだ新宿(2016年製作の映画)
3.3
何かコワイ。
これが最初の印象。
ここまでよくも知らない人の妄想を自分の中に作り出して、執着し、暴走できるものなのか?と。
まあその相手も結局は自分自身なわけで。
自分との対話をしてるにすぎない。
この人はこうあってほしいという理想も自分に向けた言葉。

前半の高校生パートでは、出演者達の制服姿がやけに老けて見えて、なかなかこちらに入ってこなかった(笑)
しっくりきたのは後半の社会人生活に入ってから。
池田夏海の普通の社会人っぽさ(でも何かコワい・笑)と、菅本裕子のふわっとした雰囲気が対照的で良かった。
POLTAっていう二人組は初めて知ったけど、なかなか小洒落た音楽で良かった。
けっこう出番も多くて演技も頑張ってはったね。
他の曲もいろいろ聴いてみたくなった。
それにしても「ぱいぱいでか美」ってやっぱり名前のインパクトがキョーレツやな(笑)

こうゆう視点から作品を創ることができる若き首藤凛監督の今後に期待したい。
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