片腕マシンボーイ

blank13の片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

blank13(2017年製作の映画)
3.3
映画を愛し映画に愛しされた男斎藤工の初の長編映画監督作のために集まった仲間達を堪能する映画、何この豪華キャスト…

兄弟が幼かった頃に家族を捨て出て行った父親、そんな憎い父親の葬儀で兄弟は何を思うのか、って話

予告がさシリアスなのかコメディなのかよくわからんかったからさ、どんな作品なんやろ?ってワクワクしながら観に行ったんやけどさ、うん、シリアスでありコメディやった

たっくんと、ムラジュンと、茉優ちゃんが共演ってだけで超マシンボーイ得な映画やないですか!
他にも榊英雄や、杉作J太郎や、くぅちゃんも出てっし、Chim↑Pomの岡田将孝まで!
おまけに、マシンボーイの苦手な佐藤二郎まで出てきて鬱陶しかったぁ、ゲラゲラ
あ、今日劇場で観た2本の映画、どっちもリリーさんがお父さん役や

正直な、前半のシリアスパートはな、ダメ親父のせいで借金まみれで、嫁とガキが苦労するよくある話で全然おもんなくてな、
はぁ、役者たっくんは大好きやけど、やっぱり監督側になるとそれとこれとは別ね…なりかけました
が、タイトルバーンなってな後半のお葬式シーンのコメディパートでだいぶ持ち直しました、まぁ佐藤二郎は相変わらず全くハマらんかったけどな

ただまぁ、そのコメディパートも役者や芸人のクセの強さで成り立っているだけで、監督の演出どうこう、って事ではなかったよな
だから本作におけるたっくんの最大の功績は監督どうこうではなく、個性的な役者陣を集めたその人脈と映画愛じゃなかろうか?と思いました
あ、急いでるんで…、つって挨拶だけしてすぐに帰った伊藤沙莉やくぅちゃんは本当に忙しい合間を縫って参加したんじゃぁ?と思ってしまうわぁ

でも弔問客が一通り個性をぶつけ合った後の、喪主が大嫌いな父親への想いを吐き出す挨拶のシーンは良かったぞ、お別れではなく感謝でいっぱいの葬儀でホロリときましたわ

と、まぁ本作にでてくる父親や父親の友達達はちょい頭のおかしな連中なんですがね
今日は劇場にも本作の登場人物達に負けないくらい頭のおかしな人物がいましてね
まぁ、予告流してるくらいからゴソゴソしていてイヤな予感しかしていなかったのですが…
狭い劇場なんで気づいていた人も結構多いと思います
そのおっさん、上映中にゲップと屁を連発!近くに座ってたお姉さんは驚きのあまり「え?!」って思わず声をあげちゃってましたもの
僕もかなり集中力削がれたしイラっとしたんで、終わったら文句言ってやろうと思ったんですがね
いや明るくなっておっさんの顔見て辞めましたよ、目が完全に頭がおかしい人の目でしたから…、キ◯ガイ
もし、あのおっさんがあの直後に豹変して近くの人に噛みついても全然違和感なかったわぁ
もしそうなったら、いつもパンデミックが起きた事を想定してイメトレしている様に、ただちにスケボーで頭叩き割ってやったのに、なんであの場でゾンビならへんかったんやろ?
今頃新宿でゾンビ騒動起きてないか心配ですわぁ…

さて、世界各国の映画祭で数々の賞を受賞し高い評価を受けている本作ですが、マシンボーイ的には少し物足りなさを感じてしまったので、たっくんの長編2作目には是非とも、いつもたっくんが嬉々として出演している様なブッ飛んだ作品を期待したいです
全身緑色の白ブリーフをはいた宇宙人が、吸血少女と恋に落ち、彼女を守るためにゾンビと戦うアクションラブストーリーが観たいです!
でも、やっぱりたっくんが1番撮りたいモノを撮った作品が観たいです、なぜならたっくんが大好きだからです!
でもね…本作のパンフレットにいろんな著名人のコメントが載っているのですが、小栗旬が次作には是非役をいただきたいです!と書いていましたが、彼の作品はだいたいつまらないから、小栗旬には出て欲しくないです!ゲラゲラ
(なんか全然関係ない小栗旬最後にディスってゴメンね、別に嫌いなワケじゃないのよ、ただ本当つまらない作品ばかり出ていらっしゃるから…、ゲラゲラ)