ニューヨークの日本映画祭で鑑賞。
前半は割と好きな感じだったのですが、
後半のお葬式は、かなり佐藤二朗さんの
お馴染みの回し頼みだなー、
なんて思ってました。
その後、齋藤工監督に
直接お話しを伺う機会があり、
佐藤二朗さんの良くある感じについて
演出意図を尋ねたところ、
最初から佐藤二朗さんの“いつもの感じ”を
知らない海外の観客を意識して、
演出したとのこと。
日本のマーケットだけを考えると、
あの人は、前にこんな役をやってたから…とか、
余計な要素が入ってきてしまうと。
日本にもこんなに面白いタレントがいるんだぞ!
と海外の人に向けて作った方が、
映画づくりとして純粋だ!とのお答えで、
妙に納得したのですが、
今日NYで、万引き家族を見て、
樹木希林さんの演技にNYの観客が
偉く感銘を受けているのを見て、
改めて齋藤工監督の話を思い出し、
筆をとった次第です。
因みに齋藤工さんに話を聞いたのは、
万引き家族のカンヌ快挙の直後でしたが、
齋藤さんは、日本の若い監督たちは、
万引き家族を真似するのではなく、
カメラを止めるな、を目指すべきだ‼︎
と力説していたのが印象的でした。
カメラを止めるな、早く見たいのですが、
NYで上映してくれないかな…