manaウィステリアフィールド

blank13のmanaウィステリアフィールドのネタバレレビュー・内容・結末

blank13(2017年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

斎藤工やりよりますな…

なんか今まで観たことのない映画を観たって感じ。
家で鑑賞する時にありがちなBGMドーン!みたいなのも一切なく、映画に邪魔にならない程度に溶け込んでいて、話も台詞少なめで日常を淡々と描いているんだけどしっかり内容というか物語が伝わってきて、テーマ?は重たいんだけど下手に涙を誘うような描き方でもなく、かと言ってしんど過ぎず観やすかったです。

内容的には父親が亡くなってお葬式で初めて父の人となりというか、息子である自分ですら知らなかった一面を知る事になるんだけど、いくらお人好しだからって家族をあそこまで大変な目に合わせてまで救う事があるかーーーい!!って自分があの父親の子供なら思うかな…
確かにロクでもないクズのままで終わるよりかマシかもしれないけれど、知人たちがああやって言ってくれた所で怒りはおさまらないだろうな…
お母さんが可哀想だよ。お母さんは知ってたのかもしれないけどね。だから離婚しなかったのかな…と。

そして佐藤二朗氏はやっぱり佐藤二朗氏でした(笑)
あの葬式のシーンで二郎さんがワチャワチャいつものトーンで喋りまくってる中、斎藤工、高橋一生、松岡茉優の3人が無表情でいるのが何ともシュールで…

あと何よりエンディングで流れた『家族の風景』っていう笹川美和さんの主題歌が凄く良い!!注目していきたいと思いました。

結果良作でした。
また監督するなら観てみたいです。