さうすぽー

ゲット・アウトのさうすぽーのレビュー・感想・評価

ゲット・アウト(2017年製作の映画)
3.9
自己満足点 78点

(やや短文感想)
ジョーダン・ピール監督の名前を一気にメジャー化させたサイコホラー作品。

黒人の主人公が白人の彼女の家に行くことで起こる恐怖を描いた内容。
最初観賞したときは普通に「黒人差別」を題材にした風刺ものかと思いきや、良い意味で少し違って常に予想を上回る内容で驚いたのを覚えてます。
良い意味で居心地が悪くて気味の悪さを楽しむ事ができました。


黒人の背景を皮肉って描いた「風刺もの」としてもよく描かれてるし、「ミッドサマー」のような「とある場所に行ったら地獄だった」系のホラー作品としても素晴らしいと思います。

特に、家政婦として働いてる黒人女性は不気味過ぎて驚いたし、パーティー最中に主人公が2階行くときに見せる彼女の親戚達の表情にもゾッとしました。


ただ、この作品にジャンプスケアはいらない。
効果音ではなく楽器で「キンッ...!」という音でしたが、それを入れてしまったことによって安っぽく感じて結構萎えてしまいました。
ジャンプスケア無しでも怖がれる内容なのに勿体無いし残念です。