ベニギツネ

ゲット・アウトのベニギツネのレビュー・感想・評価

ゲット・アウト(2017年製作の映画)
3.6
話が進む中で、伏線がスマートに回収されていく気持ちいい作品。
友達がめっちゃ良い味出してる。
この作品に限らず、人種差別問題を題材にした作品は、日本人の僕にはどちらの立場としても実感がわかないというのが正直なところだが、この作品では、決して悪意の無いステレオタイプな黒人に対するイメージの投写や、その扱いに対して不気味さと居心地の悪さを感じる様子が生々しく描かれていて、新鮮な感覚だった。
マジカル・ニグロという概念そのものに対する違和感とでもいうか。
自分にも“黒人ってこんな人たち”ってゆう幻想とか憧れのバイアスはあるので、痛いとこ突かれた感じ。
ラストのくだりは、もうひと工夫欲しかった。