Maki

ゲット・アウトのMakiのレビュー・感想・評価

ゲット・アウト(2017年製作の映画)
3.8
公開:2017年
鑑賞:動画配信




▼ ▼ ▼ ネタバレあり ▼ ▼ ▼




● よかったところ
・主人公クリス役はダニエル・カルーヤ。また巻き込まれてる(笑)私が観る映画やドラマでの彼はいつも謎のなにかに巻き込まれてうわーッどうなってんだーッやめろーッ率が高い(【ブラック・パンサー】は違うか)
・黒人差別要素=ブラックジョークを織り交ぜてレイシズムを刺しながら「真相」を隠すのは巧み。前半の伏線も後半ですっきり回収できている。
・鹿の事故と母の事故の対比。頭部を隠すメイドと使用人。ローズが警察にクリスの免許証提示を拒否するのもあとでそうか(彼をかばうように見せて本心は警察に記録をとられたくなかった)…と腑に落ちる。
・サスペンス&ホラーとして不気味演出はなかなか。催眠術で闇に沈んでゆく場面はゾっとする。あれは悪夢だ。
・メイドが笑いながら(怒るひと…じゃなくて)涙を流すところも怖い。あの女優さん…ふだん美人なのに演技演出の妙だなーと感心
・「使用人」と「パーティに来ていたローガン」はフラッシュの光で一瞬「本来の人格が体を取り返す」。けれどメイドはあの涙でしか現せられなかったのが哀しい。
 
● もやもやするところ
・ようやく明かされた「真相」にいまひとつ驚きを得られず…そのあとドタバタしたまま終わっちゃって残念。過去の映画・ドラマ・小説・漫画などで「優しく無害そうな集団が実は…」パターンは数多く観てきているので「その手があったか!」となかなかなれず。最近だとドラマ【ブラック・ミラー】でも秀逸な理不尽不条理ネタ観られるから
・捕まったクリスがソファから「綿」を抜き出した機転はよいとして 両手首拘束されたまま両方とも耳栓にできるの?
・恋人ローズとその家族。クリスを騙して監禁するつもりならもっと的確なやり方があるでしょうに。パーティ(オークション)が終わるまでクリスを宅内に留めたかった…としても言動の辻褄が合ってない。特にローズの台詞は観客を惑わすための不自然さを感じる。私が咀嚼できてないだけかもしれないけれど
・UFCは野蛮ではないよッヾ( ̄д ̄;)オイ