ゲット・アウトの暮色涼風のネタバレレビュー・内容・結末

白人が黒人に対して偏見や差別をしないように意識し過ぎるあまり、不自然に気を遣い、逆にそれが人種差別になっているという現代の居心地の悪さを皮肉っている部分が面白い。

ミステリーとしても、見せ方の構成がとても巧いシナリオだった。

クライマックスで、人を殺したことがない一般人の主人公が、躊躇することなく一家を片っ端から殺していくのは、笑えたけど今ひとつだった。

ラストは、親友が来るのではなく白人警察が来るバッドエンドもありだったかもと思っていたら、Blu-rayの特典に「もうひとつのエンディング」があり、そのパターンが収録されていた。しかし中途半端な白人設定である。どうせなら、その白人警察はあの一家と内通していて欲しかった。