ニューヨークに暮らすアフリカ系アメリカ人の写真家クリスは、週末に白人の彼女ローズの実家に招待される
自身が黒人であることに若干の不安を抱くクリスだっが、不安とは裏腹に過剰なまでの歓迎を受ける
しかし、黒人の使用人が居ることに妙な違和感を覚える
その夜、庭を猛スピードで走り去る管理人と窓ガラスに映る自分の姿をじっと見つめる家政婦を目撃し動揺するクリス
翌日、亡くなったローズの祖父を讃えるパーティに多くの友人が集まるのだが白人ばかりでクリスは気が滅入ってしまう
そんななか古風な黒人の若者を発見し、携帯で撮影するためにフラッシュが焚かれた瞬間、彼は鼻から血を流しながら急に豹変し「出ていけ！」と襲いかかってくる
何かがおかしいと感じたクリスは、ローズと一緒に実家から出ようとするが＿＿＿
人種差別を訴えた作品だと思って鑑賞したが、主な要素はサスペンススリラー映画
根幹には人種差別が大きくあるのだと思うけど、ド直球に訴えてくる作品では無かった
グロテスクなシーンもあるし、見終わった後気持ち悪さが残った
題名の"GET OUT"は直訳すると"脱する"って意味だけど、人種差別の強いアメリカ社会から逃げ出して、自由になりたい黒人の思いとも取れるんじゃないかな
