期待度があまりにも高すぎて乗りきれなかったのが残念。乗り切れなかったのは期待度のせいだけではないのですが…
私がこの映画を満足に楽しむことができなかったことの一つには自分には人種差別や黒人の歴史について無知かつ無興味なところがあると思います。
ですから、自分に近いところ「自分とは文化も育った環境も違い、自分が劣等感を感じる場所に放り込まれる」という視点から想像してみました。
自分に優しくしてくれているようで、下に見られている感覚。品定めされているような、でも思い込みかもしれない。から笑顔で対応するけど今すぐにここを出たい。
そんな経験を思いだしクリスに感情移入すると少し物語に入り込めたような気がします。
とはいえ、劇中に出てくる人たちのくらっくらするような、ビミョーにずれてる不気味さがなんともいえませんでした。パーティーがオークションなんだと観賞後にレビューやインタビューを聞いてはっとなりました。うわあ、途中で気づきたかった!悔しいのでオーディオコメンタリー入りで二度見します。
DVDについていた、「もうひとつのエンディング」も興味深かったです。むしろ私はこうなるとばっかり思っていました。終盤のパトカーってなんとなく嫌な予感がします笑
なので、イエーイ!!アイラブリルレルいえーい!!な方が好きです。
ボツになった「愛を諦めるな(キリッ」も好きです笑
本編のみだと★3.0くらいだったのですが、特典をどんどん見ていくうちにここまではねあがりました。ので、まさかの傑作メイキング映画でもあります。おすすめです。