冒頭の出来事がずっと気になっているわけです。
この謎を引きずったまま、どことなく不穏な物語は静かに進行する。
黒人の彼が白人の彼女の家にご挨拶。
違和感なのか。疎外感なのか。
主人公の目線になってこの家族になかなか馴染めない。数少ない黒人の登場人物が主人公を更に混乱させる。この設定がとてもいい。
そして次第に奇妙で恐ろしい展開に…。
ああ…わかってからのあのビンゴ大会が怖い。
見返すと態度や言葉遣い、セリフの意味がぴたっとはまってくる。笑顔が多いけどなんと不気味なことか。
役者さん達の演技がとてもいい。
終盤は奇妙な感じから一転するも、なかなかユニークなアイデアで面白い作品でした。
そして音楽のセンスもなかなか。