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ゲット・アウトのmoridonのレビュー・感想・評価

ゲット・アウト(2017年製作の映画)
4.0
違和感が恐怖へジワジワ変わっていく、初めて味わう感覚の映画でした。すごく面白かった。

雄鹿は英語だと“buck”であり、これは黒人を指す差別用語。雄鹿を車で轢いてしまうという幸先の悪いスタート、そして不気味な黒人の使用人たち、パーティに参加する人々から感じる違和感。ジワジワと恐怖が近づいて来る感覚にすごく引き込まれました。

ローズの母親から催眠術を受けた後ベッドから目覚めるシーン、ライオンの人形の向きで今までのことが夢ではないとわかる演出が面白い。
ビンゴがオークションであることに気付いた瞬間もゾクッとしました。

最後まで観終わってから振り返ってみると、ローガンがフラッシュを浴びた後に言った“Get out”の意味って…とか、あの扉はジョージナの中にいる黒人が助けようとしてくれたのか…?とか、散りばめられた違和感の正体を突き止めていく作業がすごく楽しい。

脚本の素晴らしさに唸るホラーは久々でした。Usが早く観たくなった。