先日グラミー賞取った、ガンビーノのThis is Americaみたいに、映画や音楽で、差別、貧困、犯罪、ドラッグ、をテーマを扱ったガツンと来る重い作品が近年目立つけど、この映画は、そういう現実の厳しい社会問題を背景としながらも、それをあえて声高に扱ってなかった事にすご~く好感を持てた。
リアルなストリート描写もだけど、特に音楽含めた音の使い方が印象的
とにかく興味の持続、飽きさせないテンポと見せ方が非常にうまい!
主人公が銃を手に入れる場面、
子供と銃がセットで画面に出ると否が応でも緊張感上がる
新生児が寝ている横に無造作に置いてある銃、、、本当に嫌ね~(誉めてます)😅
随所に気が利いていて素晴らしんだけど、最後が失速と言うか力不足
主人公が暴力に訴えなかったからこそ、
子供は銃を渡さなかったし、
そんな我が子の行動から父親としての人間性が芽生えて、殴る力が弱くなったから、主人公が生きてた(勝利した)、 っていう物語上のロジックの見せ方が弱い
だから単に主人公が運良くて生きてた(勝利した)人みたいにも見えたのが残念😕
上手い演出と言うよりは「言わなくても分かるよね?映画なんだし」って空気読まされた感じ
アスファルトの上でそんだけ殴られたら人間死ぬよ
メタ的な表現で出てくる宇宙服の人はもっと上手く使えたと思うし、映画ならではの飛躍が出来たはず。
良い映画だけど、もう一捻り欲しかった。
あとHIP HOP的な文脈を踏まえると、この映画のプレイリストにマックルモアのWingsは入れるべきでしょー!
映画の内容に合い過ぎてたから、あえて外したのかな🤔