今回のアメリカでの事件をきっかけに、ちゃんと過去の人種差別の歴史を知りたいと思いこのドキュメンタリーを鑑賞。
まじで知らないことだらけだった。
アメリカの人口は世界全体のたった5%に過ぎないが、アメリカ人受刑者は全世界の25%にも及ぶという事実。そして逮捕された黒人は罪を犯していなかったり、軽犯罪の場合が少なくないという。
自由の国と言われているが、牢獄は常に満員で、劇中で詳しく描かれていたが、刑務所ビジネスは不正と恐怖を増幅させている。
「黒人が自由になれば国は前進するだろう」という言葉が印象的。
多くの現代の人々は、この国に奴隷制度があったなんて信じられないと言う。さらにどうしてリンチや人種隔離が許されたのか、当時自分がいたら絶対許さなかった、そーゆうことを声高に叫ぶ人はいる、しかし事実として人は差別を許してきたし今も差別はある、それがリアル。
アメリカでの事件は他人事じゃないし、日本人も色で言うなら黄色人種になる。色で差別される事が、どれだけ辛く苦しいか、産まれた瞬間から奴隷になる運命だとしたら、産んだ母親はどんな気持ちだったのか。
今の日本にいたらそれを感じる事は皆無だと思う。けど、今回の一件をきっかけに1人でも多くの人が人種差別に対する理解を深めたり、以前よりも関心を持って情報を得ようとする事で、その小さい一歩の積み重ねが、世の中を少しずつ良い方向進めていくと信じたい。
長くなりましたが、学べる事が多くあり是非見て頂きたい作品です!