工藤栄一監督が『十三人の刺客』の後に撮った作品。
一言でいうと、テロの映画である。
かなり、面白いのだが、クライマックスの約30分弱の殺陣シーンがごちゃごちゃし過ぎてわかりづらいところが難点かとも思うのだが。。。後の、深作の『仁義なき戦い』のカメラブンブン、ブン回しなあの感じを、『仁義なき戦い』より、約9年早くやっているのよねー。
しかし、『仁義のなき戦い』のように誰が殺されたかとかというテロップが入らないこともあり、しかも大人数での殺陣シーンなので、私には、分かりづらいと思ってしまった。
安部徹と大坂志郎(赤木春恵が演じた妻と子供たちとを殺してしまうところなんか、切ないんだよなあ。)と平幹二朗(ラストの美味しいところをもらっちゃってた。)が、結構、おいしい役だなあと思ったわ。
あー、面白かった。