工藤栄一監督。
前年、「十三人の刺客」が話題になり、同じカテゴリーの作品をスケールアップして製作。
4代将軍家綱の弟の甲府の綱重を、次の将軍に後押しして天下を背後で握りたい大老の酒井。それに対抗する山鹿の一党。
クライマックスは、十三人の刺客同様に宿場一面を使い幕府側と一党の切り合い。今回は河を効果的に舞台にして、さらに泥臭い殺陣を。
衝撃のラストは、結構良かったです。
でも、十三人の刺客に比べてスケールアップは良かったのですが、キャストが貧弱な感じがするのと、リアル思考な殺陣でハンドカメラの多用から、かえってゴチャゴチャして幕府側と一党側の区別がつきにくい絵柄になった感があります。