エアール

シークレットのエアールのレビュー・感想・評価

シークレット(1971年製作の映画)
3.4
平凡な毎日をおくる親子3人
ーー父 アラン、母 ジェニファ、娘のジュディ。
そんな彼らが各々体験した”特別”な1日にフォーカスをあてて
彼らの心境の変化を描いております。


日々の生活に満たされることなく
自身のこと、夫婦のこと、家族のことを見つめ直したいと考えるジェニファ。
とある日
夫のアランは職の採用試験に出かけ、
ジェニファと娘のジュディは連れ立って家の近くにあるランドリーへと出かける。


試験会場にて
試験を終えたアランは試験監督者の女性と話がはずみ
そのまま呑みに出かけるが…

一方で
ジュディを残して気分転換にとランドリーを離れたジェニファは
公園でとある男性 ラウルに声をかけられる。
相手にしないつもりでいたのだが
ある女性ととてもよく似ているから一瞬見間違えて…の一言をキッカケに
気持ちに揺れが生じて…

ランドリーに残されたジュディは
同じくランドリーにやって来たハンサムな青年と意気投合し
彼の家までついて行ってしまい…


がんじがらめの日常から離れたい、
すべて放り出したくなる時がある、
自分ひとりになって、なにも考えずに、ただただ流れる時間に身を委ねたいときが…

意図しない、突発的な出来事や予定外の出来事のせいで
こんなはずじゃなかったのに…と悔やむことは誰しも経験があるはず。
1組の親子の体験から
普段とは違う1日を過ごすことで
現実と悔いに向き合い、開いていた穴をどう埋め合わせていくのか。。
ジャクリーン・ビセットの美しさが一際輝く本作で
なにかしら垣間見える部分もあるのかな〜と。

にしても
ビセットが本当にキレイでしたね。
お金持ちラウルの邸宅に行き
寝室で今は亡き彼の奥様に似せて
メイクアップしてるシーンとかね、
凄まじいもんがありました、笑
エアール

エアール