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ザ・クライアント 依頼人のKotaのレビュー・感想・評価

ザ・クライアント 依頼人(1994年製作の映画)
4.1
90年代メンフィス。アル中から立ち直った新人弁護士リジー(スーザン・サランドン)は11歳の依頼人マーク(ブラッド・レンフロー)に1ドルで雇われる。彼はマフィア関連の自殺現場を目撃した事でマフィアからもFBIからも追われ一人だった。離婚により子供を奪われたリジーはマークの事を弁護士の域を超えて守っていく。

この映画でスーザン・サランドンはアカデミー主演女優賞にノミネートされているだけあって素晴らしい。特にFBIや検事(トミー・リー・ジョーンズ)を論破していくところは爽快であり、いつでも自分の芯を貫くかっこいい大人だった。そして“マイ・フレンド・フォーエバー”で同じみのブラッド・レンフローのデビュー作でもあり、彼は5000人の中からこの役を勝ち取っている。「証人保護制度を使用すると過去の絆は無くなる」事を知っていても一人の少年を守るために命をかけて全力で挑んだリジーにひたすら感動。やっぱ90年代の飾らない映画が好きだな。
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