ぬーたん

ザ・クライアント 依頼人のぬーたんのレビュー・感想・評価

ザ・クライアント 依頼人(1994年製作の映画)
3.8
1994年作品。20数年ぶりの再鑑賞だが、インパクト強かったからストーリーは覚えてたよ(珍しく😅)原作はジョン・グリシャム。この後も続々とこの方の作品は映画化された。
少年マークをブラッド・レンフロ。映画初出演でこの演技。12歳とは思えぬ達者な子役だった。そして金髪に優しい顔立ち。なのに、煙草を吸ったり大人を小馬鹿にした態度の太々しさがまたそのギャップが良く、上手く演じている。
彼のその後の私生活と早世を考えると、この役と本人が重なって見える。
観ていて、胸が締め付けられるような思いが今回はした。
日本人女性との間に息子が居るらしいが、きっと可愛い顔なんだろうなあ。
彼に弁護を依頼される女性弁護士レジー・ラブ♡にスーザン・サランドン。
70歳過ぎても綺麗なスーザン、40代後半の今作では、美しさとキリリとした正義感溢れる女性を見事に演じている。
FBIのロイ、あだ名は牧師!をトミー・リー・ジョーンズ。
今や、シワッシワの彼もまだ若く、シワはあるが何だかイケメンに見える。
顔はもちろん、デカい。
レジーを手伝うクリントにはアンソニー・エドワーズ。
我らがグリーン先生も、若いです。頭もそれほど薄くない気が。
マフィアのあだ名剃刀のアンソニー・ラパーリアはメル・ギブソンかと思ったわ。似てる~。
医師役はウィリアム・メイシー。
今とあんまり変わらない。元々の老け顔。
マークがあまりにもしっかりしてるというか、子供らしくなく、ちょっと違和感があるし、応援したくなるような可愛らしさがないのだけど、母や弟への愛情が深くて、健気な所もある。
ハラハラするし、展開は上手いなあと思う。
ラストもこの時代らしいスッキリあっさりで良いね。
今なら、後日談をあれやこれやと入れて泣けるシーンを足しそうだ。
始まりから終わりまで、というきちんと作ったストーリーが今だからこそ、何だかとてもいいなあと思った。
ブラッド・レンフロは本当に残念だね。
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