まめ

ジャッキーと女たちの王国のまめのネタバレレビュー・内容・結末

ジャッキーと女たちの王国(2014年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

面白かった。
映画館封切りのときは散々だったと聞いていたので、どんなB級コメディーかと思っていた。
違和感、不快感で考えさせられる男女反転シンデレラストーリー。

冒頭のジャッキーの自慰行為、必要か?と思ったんだけど
無理矢理に性的な関係を求められる、性の対象として消費されるシーンに対して
主体的に性的な行為が出来るのに意にそぐわない行為を強いられるところ?に(被害者が責められるところまできっちりと男女反転)効いてたのかなと思う。
きちんと言語化出来ないんだけどレイプシーンよく出来てると思った。加害者が。
男女逆でも加害者は加害者で権力は権力なんだな。

1人の女性の配偶者になりたくて男性が女将軍に群がる舞踏会(ダンスはない)、
男女逆だったら1人の王子様に女性が群がる事を不思議に思う人はほとんどないっていうの、確かにシンデレラの舞踏会をこんな風にグロテスクに感じた事は(多分あんまり)ないと思った。
白い衣装がお粥みたいだし精子みたいで色々な意味が込められていそうだった。つぶさにきいてみたい。
お粥みたい=クソ という事かな、と。

ジョージアロケ。
旧社会主義国の建物の並び面白い。
(日本の団地も近いところあるよな…と、ふと思った。土地がないだけ更にぎゅうぎゅう)
「未来のアラブ人」作中の光景にちょっと似てる気がする。

北朝鮮は他の社会主義国と比べても抜きんでて個人崇拝がすごいのでとても参考になったとの事。
シャルロットゲンズブールがイケメンのように奉られるので、もしあの国の将軍がもっと万国受けする顔(どんなかわからないが)だったら世界が今より変わってたりしたんだろうかと思った。

Netflix配信されたと言ってたけど日本版はまだっぽいので早く配信されて騒がれてほしい。

国民の前で裸になるのはあり得ないけど
ラストの後、更に2人がどうなったのか気になる。
冒とく?何に対しての?っていう最後。

あとあれだ、おじさんが民主化訴えてたところ消化不良。

ヴァンサン・ラコスト、ほとんど知らなかったんだけど美しかった。

繁殖について何も言及なかったのは広げすぎないようにかな

馬のモチーフ、後からノーズティカ見て思い出したんだけど関係ないかな…
まめ

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