きき

光のききのレビュー・感想・評価

(2016年製作の映画)
4.0
井浦新のからっぽな目つきと底知れない狂気がこわい。瑛太は、だれも育ててくれずうまくおとなになれなかった不幸なこどもそのものだった。
ぎざぎざした音楽に終始違和感はあったけど、その不快感もまたこの映画をかたちづくっているものなのかもしれない。
ぼたぼたと落ちてちらばる椿と、こわれたおもちゃのように笑い続ける椿の対比はおそろしかった。
きき

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