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光のbirdhのネタバレレビュー・内容・結末

(2016年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

●舞台挨拶
監督:(音楽、テクノを使ったことについて)
最初にバイオリンの音楽が思い浮かんで、そういうのが嫌だった。この音楽は挑戦
新:ゾクゾクした。無機質な音楽と、有機的な人間味を合わせたらどうなるんだろうと

新:タスクがやって来てくれて救われたというか、心臓が動き出して血が流れるような、あのまま平凡な日常で果たして幸せだったのかと

監督:原作は津波→殺人の流れを、映画では逆にした。作者から変えてほしいと言われたため。3.11のことで誤解されてほしくない気持ち。僕はそのまま原作通りでも良かったと思うのも半分ある。

監督:タスクが足を舐めるシーンは、一瞬観ている人を混乱させるようなミステリー要素を含めたかったけど、宣伝でバレてしまった。

井浦新さんの、自分の思ったことが正解とは思っていないですが、という控えめさというか、その姿勢が素敵だなと思った。
瞬きが多くて、かっこよかった。
思っていることはいっぱいあるのにすぐにうまく言葉にまとめられず、でも一生懸命その感覚を伝えようと話してくれているのが伝わってきて、すごく素敵だった。
舞台挨拶前に階段を通っていった新さんを見かけて、かっこ良すぎて衝撃だった。


●映画
原作もあらすじも何も知らずに観た。ああいう重い映画は毎回苦手、と思いながら何回も観たくなる。
監督の話(タスクのシーン、混乱させたい)もあって、何も知らずに観に行くのも面白いんだと初めて知った。たしかに子供の頃の誰が誰なのか、結構考えた。
うまく表せない何とも言えない気持ちになって観終わったけど、そういうのが好きだった。
音・音量と映像のアンバランスさが心臓に来る。
ノブユキ(新)がタスク(瑛太)を殺すシーンであの音楽が流れたのが一番強烈だった。テクノと合わせると不気味さが際立っているように思った。
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