阿呆

世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方の阿呆のネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます


映像の色がポップで鮮やか
街の紹介シーンが特に好き
建物に焦点を合い方だったり周りのボケ方が、単純だけどめちゃ綺麗~!!

街並みは茶色ベースの暖かい色合いのミニチュアハウスのようで、カラフルな野菜や食べ物が際立ってまるでおもちゃ箱のよう
子供たちは奇想天外で、予想しなかったものを動かしてみたり、一件大人だと知識がないからと躊躇するようなものだって、彼らにとっておもちゃを扱うのと一緒

大好きなおばあちゃんやおじいちゃんを助けるために平凡な街に平凡じゃないものを生み出そうと協力する
最終的に大人も平凡から抜け出して、郵便物を投げ込んだり、パンを空に飛ばして家に届けたり、というぶっ飛び展開
でもこの展開、割と深くないですか!笑
歌も入っていて、キッズ向けファミリー向け映画であることには違いないんだけど、脚本が面白かった。
みんなと違う発想や、いかにもダメだろそれ!って発想も全部肯定して、誰かは非難するけど、誰かにはハマるよっていう、全ての肯定度が好き....それと子供でも、大人に教わればなんでも作り上げられるし、やってみればなんでもできちゃう、みたいなメッセージも感じて...やたらポジティブな上に深くて驚きました

子役はたしか役者じゃなくて素人を起用して撮影してるんですよね、それで当時気になったような、間違ってたらアレだけど....素人だとして.....目のとりとめのない挙動だったり、笑い声だったり、自身のシーンじゃないときのじっとしてられなさが可愛かったり...ならではの挙動が出てるにも関わらず、映画を邪魔してなくてむしろ新鮮でよかった
大人の俳優さんたちは色々と苦労したのかも知れませんが!

「なぜ空を飛んじゃいけないの?」
飛べないできないなんて知らない子供たちの話
阿呆

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