超久し振りに観て、やっぱり新珠三千代で一番好き。女の強さ怖さを描く成瀬巳喜男監督の珠玉の名作で、白黒のコントラストが効いた映像にサスペンス感と新珠美千代の美しさが際立つ。13年前の初観賞時のレビュー…
>>続きを読む刑事コロンボと同じ方式で、冒頭から犯人がわかってしまう。刑事コロンボの場合は、追う側(警部)からだが、この映画の場合は、追われる側(犯人)から描いている。
顔面蒼白、茫然自失状態で歩道を歩いている、…
成瀬作品の中でも異質な作品。
成瀬があまりしない縦構図(特に葬式後の部屋の構図は特徴的だった)や、溝口に近いようなドリーの接近が見られた。
息子の癇癪(風船が空に飛んでいくさまはまさに見事である)…
サスペンス
今まで観てきた作品とは違う雰囲気の成瀬。
いつだって私たちは求めることに手を伸ばせる自由がある、傲慢だ…本当にやってはいけないとされていることって薄い境界で成り立ってる。利他と利己は表裏…
題名と内容がいま一つ合致しないような気もするけれど。
怪獣映画で観ていた若林映子は顔のつくりも大きくてバタ臭い顔で、子どものわたしは星由里子の可憐な姿の方に気が行ってしまう。が、もはや幾多の困難を…
このレビューはネタバレを含みます
フラッシュバックの使い方として、そのFBが本筋から独立したシーン、所謂観客の優位性を担保するためのシーンとして扱われるのはどうにも見てられない。
しかし、この映画のそれは人物の中にしか存在し得ず、ま…
このレビューはネタバレを含みます
成瀬好きが高じて遂にMasterworksが入ったDVD Boxを買ってしまった。本作はその中の一作、まだ観たことのない作品。この作品を観て真っ先に感じたのは、本作が今までの成瀬の得意な演出を基にし…
>>続きを読む小林桂樹が重い足取りで街を歩き、入った飲み屋でバカでかいジョッキを憂鬱に飲み干すシーケンスを観て「たぶん良作だろう」と見積もったがアタリだった。
クレジットに若林映子がいたので喜んだのもつかの間、死…