ちょっとだんさん、
見たわよ、ついに見た見た!
流れる映像の美しさと、愛する人をめぐって繰り広げられる、2人の妓生の心の葛藤や憎しみ、切なさが伝わってきて、すごくよかった。
日本軍が侵略していた点はもちろん好きじゃないけど、この頃の韓国の、混沌とした時代の匂いというか、やるせない活気というか、なんか…惹かれる。韓国人に殺されるなあたし。
正歌(チョンガ)のすばらしさに度肝抜かれた。
YouTubeで検索して他の曲も聴いたけど、これはハマった。心がしびれる。ヘミシング以上の効果ね。心が整う感じに感動する…
叫ぶパンソリとは真逆で、日本人は聞き惚れちゃう。
この作品、どうしてもハンヒョジュ目線で見てしまうわ。ハンヒョジュが演じたソユルに同情してしまう。
消し去れない嫉妬の炎に負けて、鬼へと変わっていくソユルだけど、親友のヨニや元恋人ユヌへの思いにも揺れていて、その心の描写がとても丁寧に描かれていた。よかったな。
一つ。日本軍人はやっぱり日本語流暢な役者を使って欲しい。韓国では通用しても、日本ではあれはがっくり。臨場感ぶっこわし大魔王…
※以下は、まだ見てない人は読まないでください。
最後の場面、ソユルがヨニに成りすまして世に出た後、プロデューサーに「このソユルさんて方の、この「愛と嘘」は名曲です」と言われた下り、涙がごーごー落ちまひた。
正歌の歌唱法を大切にして歌ったソユルの「愛と嘘」は、それだけで異彩を放っていたんだね。ヨニに負けないすばらしい歌声だったんだ。
ソユルは人から認められて、初めて心が癒されたんだろうな。はらはらこぼれ落ちる涙。わたしもソユルに泣いた。
ヨニに負けない自分があの時いたのに、それに気がつかず、嫉妬に囚われて、全てを失った自分の愚かさ。
ハンヒョジュは本当によく演じていたと思う。歌声も踊りも、なによりソユルの深い悲しみを。
でも、あの婆さんメイクは中途半端よっ!
放送事故スレスレに挑戦してほしーんだよねって女芸人かよ。
以上っす。