設定が「超能力者」と被ってるが、人間の中に希望を見出す沢尻エリカvs絶望を見出す松坂桃李という、非常に分かりやすい構図の娯楽映画で楽しめた。
まあ諸々突っ込みどころはあるけど、松坂桃李は人間というより悪魔的存在と思えばそんなに引っかからない。
ただ、殺したい相手に幻覚を見せて、プラシーボ効果で殺すという犯行が、最初の一件以外はあまり画的に面白くないんだなあ。
松坂桃李に殺しを依頼する人々が、人を呪わば穴二つなのは良いとしても、ちょっと動機が弱いのも気になる。
などなど、色々練りこみ不足が感じられちゃうのが残念。
これは続編ありきの企画だと思うけど、メインキャラ二人には魅力があるし、映画に限らず連ドラ化しても結構面白いんじゃないか。
