けいたん

不能犯のけいたんのレビュー・感想・評価

不能犯(2018年製作の映画)
3.6
宇相吹が事件に関与していることは明らかにもかかわらず、誰も彼の犯行を実証することが出来ない。
女刑事多田は“電話ボックスの殺し屋”宇相吹を逮捕する事が出来るのか…サスペンススリラー。

宇相吹さんたら、上映時間106分の間に5人もの依頼を受けるものだからひとつひとつのエピソードが薄くて、え〜!そうだったんだ、驚いた、と心から思えず。
物足りなさともったいなさを感じた。

宇相吹にしても刑事たちにしても、依頼人やターゲットにしてもみんないいキャラだったから、もう少し丁寧に作った方がよかったと思う。連ドラで1話ずつ。

依頼人の依頼理由もそんなことで⁉︎と思ったけど、それが人間の愚かさなんだよね。単純で醜くて欲深い。

爆弾魔の話はよかったけど、やっぱりその理由がよくわからない。そこも人間の愚かさか。

狂った桃李くんは相変わらずかっこいいし、演技もうまくて私は大満足の映画でした。ニヤリの顔が美しい。
桃李くんの赤目のシーンは毎回違って凝っていたし、不気味な音楽や主題歌もあっていてよかった。

沢尻エリカの演技を見るのが初めてなので、なんとも言えないのだけど、なんか合ってなかったような。「この美女が力になってやるから!」なんて言いづらいよね💦漫画原作だから漫画チックなのかな。でも、本当に美しかった♪