フェミニズムが活発な現代じゃぜってー作れない映画。(というか作られてたまるか!)フェミニストが観たら発狂しかねない内容だ。
だからこそ価値がある。
異常に過剰。冴え渡るハードボイルドは渋さとギャグの狭間を彷徨っている。vs居郷戦のワンカット大殺戮なんてめちゃくちゃ過ぎるし、女性に対する仕打ちの数々はいちいち酷すぎる。
随所に挟み込まれる暗闇に浮かぶ赤のカットは、村川透の、つまり男の世界の象徴。(男の色とは青なんかじゃなくて、赤と黒のはずだ!!)
この作品を観れば、ここ最近失われた男の尊厳が復活する(ような気がする)。